低レベルMySQLの使用（上級）

このチュートリアルでは、mysqlパッケージから生のMySQL接続インスタンスにアクセスする方法を説明します。これは、生のクライアントでのみ利用可能な低レベルAPIにアクセスする場合に役立ちます。

注：MySQLを使用する多くのNode.js / Sailsアプリケーションでは、ここで説明するような低レベルの使用は必要ありません。ORMの制限に遭遇した場合、通常は基になるデータベースのコードを記述する必要のない回避策があります。それでも、カスタムネイティブSQLクエリを使用するだけの場合、先に進む必要はありません。代わりに、sendNativeQuery()を参照してください。

また、先に進む前に、機能するMySQLデータベースを使用するようにデータストアが構成されていることを確認してください。

アクティブなMySQL接続へのアクセス

MySQLパッケージからアクティブな接続を取得するには、登録済みデータストアオブジェクト（RDI）の.leaseConnection()メソッドを呼び出すことができます。

1. 接続の登録済みデータストアインスタンスを取得する

// Get the named datastore
var rdi = sails.getDatastore('default');

// Get the datastore configured for a specific model
var rdi = Product.getDatastore();

2. leaseConnection()メソッドを呼び出してアクティブな接続を取得する

rdi.leaseConnection(function(connection, proceed) {
  db.query('SELECT * from `user`;', function(err, results, fields) {
    if (err) {
      return proceed(err);
    }

    proceed(undefined, results);
  });
}, function(err, results) {
  // Handle results here after the connection has been closed
})

低レベルドライバへのアクセス

Sailsアプリで低レベルドライバとMySQLパッケージにアクセスするには、登録済みデータストアオブジェクト（RDI）からそれらを取得できます。

1. 接続の登録済みデータストアインスタンスを取得する

// Get the named datastore
var rdi = sails.getDatastore('default');

// Get the datastore configured for a specific model
var rdi = Product.getDatastore();

2. MySQLモジュールを含むデータストアインスタンスからドライバを取得する

var mysql = rdi.driver.mysql;

3. これで、モジュールを使用してネイティブリクエストを行い、MySQLモジュールにネイティブな他の関数を呼び出すことができます。

// Get the named datastore
var rdi = sails.getDatastore('default');

// Grab the MySQL module from the datastore instance
var mysql = rdi.driver.mysql;

// Create a new connection
var connection = mysql.createConnection({
  host     : 'localhost',
  user     : 'root',
  password : 'password',
  database: 'example_database'
});

// Make a query and pipe the results
connection.query('SELECT * FROM posts')
  .stream({highWaterMark: 5})
  .pipe(...);